
コエンザイムQ10の不足
呼吸によって取り込んだ酸素の約2%は、体内で活性酸素と呼ばれる物質に変化します。
正常な状態の活性酸素は、外敵から身体を守る重要な働きをしますが、何らかの原因で不安定な物質になったものが大量に発生すると、血管や各器官にダメージを与えます。
活性酸素によるダメージは、通常、体内の酵素によって修復、再生されますが、ストレスや大気汚染により活性酸素が過剰に生成され続けると、この修復、再生も追いつかなくなります。
体内各部の脂質やタンパク質、糖、核酸などが酸化、変性されて酸化ストレスが加わった状態になります。
この状態が長く続いたり、蓄積されるとガン、心臓病、脳卒中などを引き起こす原因になります。
また、酸化ストレスなどの細胞障害の蓄積が大きくなるにつれ、老化も加速します。 |

コエンザイムQ10(coQ10)と
男性不妊 |
精子の生産には大量のエネルギーを必要とします。
エネルギー生産における役割から、コエンザイムQ10は男性の不妊について研究された結果、コエンザイムQ10によって不妊症の人の精子の数が増加したという結果が得られています。 |
コエンザイムQ10(coQ10)と
血圧安定 |
コエンザイムQ10は、血流の抵抗を減らして血圧の調整をします。
いくつかの試験では、数ヶ月以上コエンザイムQ10を摂ることによって、高血圧の人の血圧が低下したことが認められています。
心臓の働きを促進させ、低血圧症の緩和そして健康増進に最適。
食物がエネルギーになって細胞の中に取り込まれる時に、コエンザイムQ10(CoQ10)という補酵素が必ず必要です。
十分な量の補酵素があると、心臓の筋肉が力強く働くことができます。
そのため、心臓から拍出する量が増えてきますので血圧を安定させます。
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コエンザイムQ10(coQ10)と
抗がん |
コエンザイムQ10は免疫・抗がん作用にも関与しています。
乳ガン再発の可能性が高かった女性が抗がん剤とともに大量のコエンザイムQ10(390mg/日)を補給したところ、ガン細胞が認められなくなったことが報告されています
また、末期がんの延命効果も次々と報告されております。
ガンの場合1日に90〜390mgのコエンザイムQ10摂取が望ましいとされています。
数字の開きは、ガンの進行具合等によるもの。
ガンや病気の改善目的の方には特に、混ざり物の無い、純粋なコエンザイムQ10の摂取をおススメします。
コエンザイムQ10万能サプリのページを参考にして下さい。 |
コエンザイムQ10(coQ10)と
パーキンソン病 |
2004年、東京工科大学と群馬大学の研究グループは、パーキンソン病患者の体内には、病気の引き金となる酸化ストレスが健康な人に比べて、多いことを発見。
過去にも、コンザエイムQ10(CoQ10)が、パーキンソン病に効果的である事は、数々の研究と実験から立証されており、これはもはや周知の事実です。
パーキンソン病の方は1日に400〜800mgのコエンザイムQ10を摂る事が望ましいとされています。
サプリメントの選択はコエンザイムQ10万能サプリのページを参考にして下さい。 |
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コエンザイムQ10(CoQ10、ビタミンQ、コーキューテン) |
コエンザイムQ10(CoQ10、ビタミンQ、コーキューテン)は、体内でも生合成される補酵素の一種で、補酵素Q10、またはユビキノン、ユビデカレノンとも呼ばれています。
コエンザイムQ10(CoQ10)は、日本では1974年に心筋代謝改善薬として承認されました。
その後、薬事法で規定されている審査も通り、安全性も確認されました。
もともと一部が体内で生合成されるものですから、副作用の報告もなく、安全性も証明されています。
1991年には薬局・薬店でも販売できるようになりました。
その効果は大きく分けると、エネルギー賦活作用と抗酸化作用に分けられます。
■コエンザイムQ10のエネルギー賦活作用
心臓のエネルギー産生量を増やし、心筋の機能を高める作用のことで、医薬品の効能がこれにあたります。
コエンザイムQ10が不足するとエネルギー産生が十分になされなくなり、
それが心臓であれば心筋の働きが低下し、息切れや動悸などの症状が現れます。
コエンザイムQ10が多い、若い年代には心筋梗塞・心不全が少なく、40歳を過ぎると心筋梗塞・心不全などが増えるのも、コエンザイムQ10の激減が影響していると言われています。
40歳を過ぎたら誰でもコエンザイムQ10補給が必要と言っても過言ではないでしょう。
■コエンザイムQ10の抗酸化作用
老化や生活習慣病などの原因になっているといわれる、脂質過酸化を防ぎ、酸化ストレス(※1)を予防・改善する働きです。
CoQ10はエネルギー生産のプロセスに関わって細胞の活力を増進する役目を持っており、精子を活発にする働きもあり、男性不妊の分野でも注目されています。
また、免疫細胞や白血球の作用を高める事も確認されました。
ビタミンEに似た働きを持つので、ビタミン様物質(ビタミンQ)としても位置づけられています。
そのため、米国などでは心疾患だけなく老化・糖尿病・歯周病・神経疾患・アレルギーなど多様な症状に対応できる万能素材として利用されています。
体の中のコエンザイムQ10のレベルは、加齢とともに減ってくることがわかっていますが、この物質は体内で合成されるものとは別に、日常の食品からも補給することができます。
さまざまな研究から、老化防止や健康維持には、1日30〜60mg摂ると良いと言われています。
コエンザイムQ10は、牛肉、イワシ、ほうれん草、ピーナッツなどに多く含まれており、とくに含有量が多いのは肉や青背魚ですが、1日30mgのコエンザイムQ10を摂るには、イワシなら約6匹(1匹約80g程度)、牛肉で900gも必要。
吸収率も問題となるため、栄養補助食品(サプリメント)などから摂るほうが現実的です。
成人では、通常700mg程度(体重60kgの男性)のコエンザイムQ10を体内に保有していますが、その量は、ストレス、ホルモン濃度、薬物及び身体活動状態などのさまざまな要因の影響を受けます。
そのため、保有量には個人差があり、コエンザイムQ10が多い人ほど元気で、風邪をひいたり、体調を崩すこともなく、疲れにくい体質であるといわれています。
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(※1)酸化ストレスとコエンザイムQ10 |
体内に入った酸素の一部は、活性酸素に変わり体内の細胞組織をキズつけ、その結果、体がサビついた状態になる。
これが酸化ストレス。
外観で確認できるのは日焼けによるシミぐらいで、自覚症状がないまま、体内に蓄積された有害な酸化ストレスによって、さまざまな疾患が現れます。
酸化ストレスは、日本人の死因の上位を占める三大生活習慣病(ガン、心臓病、脳卒中)の原因の筆頭に考えられています。
酸化ストレスは老化の一因とみられ、活性酸素をいかに抑えるかが老化防止に直結します。
過剰の活性酸素を分解、無毒化してくれる抗酸化物質のうち、第一線で働くのがCoQ10。
酸化ストレスを生む脂質過酸化物に対して、ビタミンCと還元型CoQ10が素早く働き、還元型CoQ10が存在する間は、脂質過酸化物の生成が抑えられるのです。
また、CoQ10には、同じく抗酸化作用があることで知られているビタミンEの作用を助ける働きもあり、驚異の抗酸化物質なのです。 |
心臓病とコンザエイムQ10(coQ10) |
■リスクを減らす
心臓筋肉の無酸素呼吸を助け、ウイルスが原因の心臓の炎症を抑え、心律動異常を防ぐ。
心臓病患者のほとんどは補酵素(CoQ10)が欠乏していて、中高年のうっ血性心不全患者の3/4が、補酵素(CoQ10)を摂る事で症状が改善。
■心臓の働きをよくする
心臓のポンプ機能を高めるので、動機・息切れ・足や顔のむくみ・冷え症に効果があります。
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「日経ヘルス」が実施した実験結果
冷え、むくみ、低血圧、体のだるさなどに悩む20〜40代の女性7人が、CoQ10を朝晩30mgずつ2週間摂取した。
数値が高いほど血液が流れにくいが、CoQ10の使用後は血行が改善。2週間で平均7%流れやすくなった。(「日経ヘルス」2003年7月号) |
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コエンザイムQ10(CoQ10)は加齢とともに合成量が減ってエネルギー不足になる傾向があります。
特に心臓は毎日10万回もの収縮を繰り返すため、多くのエネルギーが必要で、CoQ10が不足すると心筋の働きが弱まってしまいます。
心臓病の人に勧められている一般的な摂取量は1日50〜150mg。
重傷の心不全では1日300mg必要な場合もあります。
※重症の心臓病患者ほど弱っているので必要量が増します。
多くの研究者たちは体重1キロあたり1日に2mgを勧めています。
計算すると体重50kgの人ならば100mgの摂取が必要になります。
体内のコエンザイムQ10のレベルが下がってくると、どのようなことが起こるのでしょうか。
それを示すデータの一つに、スタチン系と呼ばれる高脂血症の治療薬の副作用があります。
スタチン系の薬を飲んでいると、筋肉の成分が血中に溶け出したり、心機能が低下、脱力感が起こるなど副作用が報告されています。
同時に、この薬を飲んでいる患者さんのコエンザイムQ10の血中レベルが著しく低下してくるという現象も認められます。
両者にはもちろん因果関係があります。
コエンザイムQ10とコレステロールは同じ材料をもとにして生合成されますが、スタチン系のコレステロール低下剤が働くと、コレステロールとともに、体内のコエンザイムQ10の生合成も阻害されてしまうのです。
実際に、スタチン系の薬を飲んでいる患者に、コエンザイムQ10を摂らせると、血中レベルも戻り、副作用が少なくなることがわかっています。 |
コエンザイムQ10(コーキューテン・coQ10)とダイエット |
コエンザイムQ10には人間のもつ基礎代謝をアップさせる効果と、体脂肪を落とす効果があります。
また、食後の急激な血糖値上昇を抑える効果も加わり、更なる代謝アップとダイエット効果が注目されています。
また、L-カルニチンという成分と一緒に摂る事で、ダイエットを最も効率よく成功させる事が立証されました。
最近では、コエンザイム配合の良質なダイエットサプリメントも登場して、話題を呼んでいます。
ダイエットに効果的なサプリメントはコエンザイムQ10でダイエットにて紹介しています。
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コエンザイムQ10と糖尿病 |
エネルギー生産におけるコエンザイムQ10の役割は、体内の炭水化物の利用にも関係しています。
基礎的な研究報告では、コエンザイムQ10が、糖尿病患者における血糖値の低下に密接に関係していることを示唆しています。 |
コエンザイムQ10と老化予防薬
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老化に伴う多くの病気の治療に使われる薬が毒性を出すのを防ぐ効果があると判明。
すなわち、今まで苦しめられてきた薬の副作用が解消、または軽減されます。 |
コエンザイムQ10と美肌効果
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コエンザイムQ10は皮膚にも存在しますが、これは紫外線による酸化から皮膚を守るため。
皮膚のコエンザイムQ10も加齢とともに減少するので、コエンザイムQ10 (CoQ10) の摂取は、紫外線の害を抑え、シミ、シワなどの予防・解消に効果的。
特にスキンケアでは、シワ、しみ、ドライスキンに対する効果が期待されていますが、中でも絶大な効果が注目されているのはシワの改善です。
研究によって、CoQ10の抗酸化作用で真皮のコラーゲンが質、量ともに回復し改善される可能性は高いとされています。
美肌・美容に最適なサプリメントはコエンザイムQ10(CoQ10)で美肌・若返りのページで紹介しています。
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痴呆(アルツハイマー)
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アルツハイマー病の患者に コエンザイムQ10を鉄とビタミンB6とともに与えたところ、病気の進行が1.5年から2年、抑えられたとの報告。 |
歯周病
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歯周病に対するコエンザイムQ10の効果について研究した結果、コエンザイムQ10を補給した場合とそうでない場合と比較し、良い結果が得られる事がわかった。 |
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